借金をゼロにする正しい知識と解決法

4) 借金の理由が問われる手続きと問われない手続き

返せないくらい借金が膨らんだ理由は?


借金の理由が過度のギャンブルや交遊費や飲食費の場合は注意しなければいけません。破産手続という方法で債務整理をする際には、借金の理由が手続きの進行を左右します。

破産手続をする場合、手続きの最期に債務者に免責という法的効果が与えられます。免責とは「債権者があなたの借金の支払いを求めることが出来なくなる法的効果」と定義されています。つまり、手続き終了後は支払いを求められなくなるので、裁判所は債務者借入動機を詳しく審査します。

破産手続は破産法に基いて進められます。その破産法上、借入をギャンブル投資・投機行為、飲食代などの交際費、そのほか交遊費に用いている場合は、免責不許可事由となります。

「病気のため生活費が不足し止む無く借金をした」「事業のために借入をした」「教育費を借金で賄った」という動機に比べるとギャンブルや高額な飲食は借金をしてまで行う必要のない動機と判断されるからです。

破産手続は法的に支払い義務を免れることができる「免責許可」を得るために利用されます。免責不許可事由があげられて免責を得られなければ破産手続を利用する意味はありません。

もちろん、免責不許可事由があれば免責を絶対に受けられないということではありません。相応の反省と一定費用を積み立てることで特別に免責を許可される可能性が残っています。借金の使い道が大半がギャンブルだったとしても免責の可能性はあります。

自分の態度を改めることが重要

借金の理由が手続きの進行を左右するのは破産手続だけですが、他の手続きでも借金の理由は質問されます。

特定調停という手法では裁判所から申し立てに至る経緯について事情を聴かれますし個人再生という手続きでも申し立て理由を裁判所に報告する必要があります。

任意整理という方法も多くは分割弁済で借金を支払う方法になるので、借金をした人が分割返済可能かどうかを検討するために借金の経緯を聴取されます。

特にギャンブルや飲食代が原因で借金が膨らんだ場合は「ギャンブル依存症」や「アルコール依存症」の関係も考えられるので毎月支払いを続けていけるのかを弁護士が確認する必要があります。

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