借金をゼロにする正しい知識と解決法

2) 返済計画の立て方

無理のない支払い計画を立てる


任意整理手続きは、借金を返済することを前提とした手法です。利息制限法による再計算で債務が全部なくなっていない場合は支払い計画を立てる必要があります。順調に支払い計画を履行することができる借金総額の目安は下記の計算で算出します。

毎月の返済額×36ヶ月(3年)=返済可能な借金総額

例えば収入から毎月5万円を返済出来る場合は、利息制限法に基づく再計算で借金総額は180万円(5万円×36ヶ月)となります。過払い金を取り戻した後の残債務が3年の支払計画で返済できる額かどうかを任意整理手続き選択の目安になります。

返済計画を立てる

支払い計画における毎月の返済額は以下のようにします。

毎月の収入−(生活費+娯楽費)=無理のない支払い可能額

収入金額から家賃、食費などの生活費と娯楽費を差し引いた金額が支払い可能額で返済計画はだいたい3〜5年で立てます。

娯楽費も引いていいというのが意外に思う人がいるかもしれませんが3〜5年の長期間の返済で娯楽にお金を一切使わないとなると現実的ではありませんし、返済が失敗すると再び借金の整理をやり直すということになり弁護士費用や手続きの時間もかかるので支払い計画中の極端な生活は弁護士としても歓迎できません。ですので娯楽費も事前にマイナス計算をします。

任意整理の返済期間は3〜5年

返済計画の期間は3年が基本ですが5年や4年で支払い計画を立てる場合もあります。たとえば1社だけ債務額が極端に多く3年で完済するのが難しい場合は5年で支払い計画を立てても債権者の同意を取ることは可能でしょう。

しかし、個人再生手続きの支払い計画の期間原則として3年なので3年程度の支払い計画期間を求める業者の声が大きくなっています。

任意整理は業者との交渉として解決するものなので業者側の声も無視できません。また、あまりにも返済に長期間を要する場合は生活の変化によって支払いが停滞する可能性もあるので3年以上の返済期間が必要な債務者の場合は任意整理よりも個人再生か破産手続のほうが向いているといえます。

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